プラザキサ 診療サポート疾患・診断について

Q. 心原性脳塞栓症とは?

A. 脳梗塞の一つで、心臓でできた血栓が脳の血管を詰まらせます。

心原性脳塞栓症は、主に心房細動によって心房がけいれんするように小刻みに震え、心房内にできた血栓(血のかたまり)が脳に運ばれ、脳動脈を塞ぐことで発症します(図1)
心原性脳塞栓症は、脳の太い動脈を塞ぐため、ラクナ梗塞やアテローム血栓性脳梗塞に比べ重症化し、寝たきりや失語などの重い障害が残ることが多く(図2)、発症予防が非常に重要になります。

【図1】心房細動と脳梗塞

【図2】脳梗塞患者の病型別にみた退院時予後

参考

ラクナ梗塞

日本人に最も多くみられるタイプの脳梗塞です。高血圧などが原因となって、脳の細い動脈(穿通枝)に狭窄が起こり、血流が妨げられることで発症します。梗塞の範囲は比較的小さく、自覚症状を伴わないことも多くあります。

ラクナ梗塞

アテローム血栓性脳梗塞

動脈硬化を起こした頸動脈や頭蓋内の太い動脈の内腔に、血液中のコレステロールや脂肪が付着し、粥状のかたまり(アテローム)となって血管を狭くし、そこに血栓(血のかたまり)が詰まることで発症します。

アテローム血栓性脳梗塞